ハッピーライフイン沖縄

明治４３年生の母（白保出身平得タマニ）は石垣に嫁ぎ５男４女の子を産んだ。

郵便局勤めの父の給与は安定していたが、長男の嫁の台所は火の車だった。

白保から親戚が馬に乗って石垣にきて、用事を済ます瞬時を長男次男を連れて馬を曳いて火の車の台所の薪を拾いに、畑に出たそうだ。

大酒飲みの父の給料日にはボクが、台湾からパイナップルを石垣で広めた「林発さん」のお家の電話を借りて「今日は早く帰ってきてね」の役割を母に命令されていた。

昭和４年の長女から、２年間隔で４男４女を産んで、戦争がきた。

母は「マラリアに罹り頭髪もつんつるてんだった」と、白保の方言で母の母がボクに話してくれた。戦後兄弟からかけ離れて、末っ子が誕生した。ボクである。


おっぱい泥棒

石垣の長男が話していた「おっぱい泥棒」について先日「カラオケ」に２男・３男・３女・５男が集まり母の話が始まった。

２男の友人である隣近所の「孫文さん」がそうであるらしい・・・孫文さんは生後すぐに母が亡くなり、見かねた母・タマニが長男と孫文さんに二つの乳房をふくませていたそうだ。

７９歳の長男が「おっぱい泥棒」をボクに告知した。

身体も乳房も大きい方ではない（ボクが中学の時盗み見したときの母の乳房は干し葡萄だった）が母のあの時の気持ちはどんな？だったんだろうと・・・・

午後の３時から６時まで借りた部屋で、母の話に夢中になり１時間の延長をしても結局唄った歌は「えんどうの花」「聖紫花の花」「もしもピアノが弾けたなら」３曲であった。

天国の「おっかん！」
おめでとうございます。
早く仕事見つかりますように！sukeboは生きています。