日本人の祖先

sukebo

2019年07月15日 09:10


           2019 年 7月10日  八重山毎日新聞


国立科学博物館などのチームは2019年7月9日お昼前に、
日本人の祖先が約3万年前に台湾からどう渡来したのかを探る『3万年前の航海 徹底再現プロジェクト』。
手作り丸木舟によって台湾東岸から巨大な海流「黒潮」を乗り越え、約200キロもの航海を成功させ、
沖縄・与那国島へと辿り着いた。


1967(昭和42)年、沖縄県で発見された港川人(みなとがわじん・旧石器人)は年代測定の結果およそ1万7000年前であることが分かりました。 沖縄ではこのほかにも、山下洞人(那覇市)・下地原人(久米島)・ピンザアブ人(宮古島)などの旧石器時代の化石人骨が発見されている。

2010年、新石垣空港建設途中に発見された一片の人骨破片をきっかけに、
沖縄県石垣島の白保竿根田原(しらほさおねたばる)洞穴遺跡(石垣市)で見つかった旧石器時代人骨(約2万7千年前)の生前の顔がデジタル復元され、南方系の人々の顔つきに近いことがわかった。


    「復元された国内最古の顔」



3万年前まで遡る遺跡が琉球列島の各地で見つかっている。
つまり3万年前には祖先たちが黒潮を渡って、琉球列島全域に辿り着いていたという南方説が実証された。

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