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2019年07月05日

たかが凧されど凧

毎年行われる「石垣島凧あげ交流会」が終了した。
石垣の風はイタリアの風と似ているという日本画家がいる。
毎年その風に魅せられて1週間も凧をあげる人たちがいる。

夏至南風(かーちばい)
太平洋高気圧とオホーツク高気圧が梅雨をもたらし、前者が後者を押し上げて
沖縄の梅雨が終わり本州に移動する。
沖縄ではその風を夏の使者として「カーチバイ」と呼んでいる。
たかが凧されど凧

石垣の「かーぶやー」と全く似ている凧に、長崎のハタ、タイのパクパウ、インディアン・ファイターなど世界の空では様々な凧が上がっている。

アメリカの最高額紙幣にはベンジャミン・フランクリンの顔が印刷されている。
彼が凧をあげて、雷が電気であることを実証した。
凧は宗教や豊作・子供の誕生を祝ったり、通信や観測、漁業・測量の道具として
使われてきた。
空気力学を知り凧の大きさを定め凧に人を乗せて、大空へ舞った。
そして人類の夢であった空の征服に賭けた(飛行機の誕生である)

1844年スイスのジュネーブで「メッセンジャー・パラシュート」を凧につけて、
揚げ糸伝いに停止点まで行くと、花や果物を落としてメッセンジャーは自然に凧糸を下り戻ってくる。石垣の「しゃくしめー」である。全国の凧の愛好家が広めている。


かーちばい、かーぶやー、しゃくしめーで検索もでき知名度を上げている。
たかが凧されど凧。







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この記事へのコメント
立派な啓蒙的エッセイだと思いました。
私の目指すところ、望むものとはちょっと違いますが・・
柴田翔の「されど我らが日々」という作品があります。
たかが・・・じゃないかと言うと、必ず反語として、されど・・・が来ることを身構えるというか、もう「されど」が含まれているように思います。
そんなわけで、たかが・・されど・・と完全な形で提示されたら、ハイハイそうですか・・という感じになり、参加できないのがちと残念です。
Posted by とんび at 2019年07月05日 12:29
凧の楽しみ方はいろいろあるが、12歳ぐらいで西洋人は縁遠くなるそうです。教えられたり教えたり自力で体験しながら流体力学・ベルヌーイの法則などを思い出しながら・・・飛行機にはいつも窓際で翼を観るのが好きです。
安定しない凧をいじりながら真上に上がった凧を見ていると・・・「たかが凧されど凧」を実感します。予想が当たるという充実感があります。

・・・同行する女性たちにはどうでもいい・・・?ことに口角から泡を飛ばし大声で子供のようにわめくのは、理解しにくいのでしょうね・・・とも思うが、凧糸を握る女性も多々いらっしゃいます。

糸が絡むと往生しまっせ・・・。おーきに!です。
Posted by sukebosukebo at 2019年07月05日 20:34
 
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