正しい甘えが心を癒す

sukebo

2019年09月17日 14:01




著者の又吉正治さんは首里高校の無線クラブの先輩で、彼のアマチュア無線のコールサインはKR8BV(日本はJAから始まるが、復帰前は沖縄はKR8からだった)静岡大電気工学科から東大医学部も卒業した。

無線クラブの仕事は朝礼に鉄箱のアンプを部室から持ち出して、マイクをアンプへスピーカーは校舎の屋上の外部スピーカーに接続した。マイクの長いコードが極東放送の音声を拾い、女生徒の苦笑を聞きながら部員はガジュマルの木に打ち付けた5寸釘を打ち込んで接地・アースの効果を強めた。

「正しい甘えが心を癒す」その本で、

「沖縄のシャーマニズム(祖先崇拝)にみる家族療法の機能」として、
主婦は、
夫や子どもを甘えさせ、自分の甘える場所がない。

「女は7つの罪を背負っている」
1、井戸端会議を開いて人のうわさや悪口をいう
2、夫を支配する
3、子供を支配する
4、衝動買いをする
5、集会参加などの用を作って家庭から逃避する
6、キッチンドリンカーになる
7、不倫する

沖縄の祖先崇拝にはそんな女の甘える場所として次の3つが用意されている。
1、実家の母 2、夫(性行為) 3、祖先への祈り
1日・15日は実家のトートーメーへ向かう・・・ボクは読んでいて・・・
大宜見義夫さん(糸満の南部病院の初代副院長)の事を想い出した。
NHKが「シルクロード」を放送する以前に、彼はオートバイでシルクロードを横断し「シルクロード爆走記」を書いた。彼が中学生の頃、勉強もせずに喧嘩に強くなろうと姿三四郎に憧れて、「三四郎」を読んだら、夏目漱石だった。

彼が家へ帰ると母親がトートーメーで泣いていた。仏壇には彼の通知表が開かれていた。子供の心に反省点が芽生え母親も感情的になって怒鳴り散らすことがなく、その時だそうです彼が「勉強をする気」になったのは。名古屋大医学部を卒業して現在、子どもこころ専門医である。

・・・夜尿症もトートーメーが治すと聞いたことがある。
・・・・トートーメーは偉大だ! (このボク)

又吉先輩の本が、弁護士事務所に数冊並んでいるのを見たことがある。
マズローやフロイトやユングを参考に沖縄のシャーマニズムを研究している。
現代の日本人は「さまよえる精神」をもつ民族である。沖縄の精神文化の研究で
「人間性善説」とすり合わせながら新たな展望を考える。「まぶい分析学」を創始。

ウチのトートーメーには造花ではなくクロトンを供えている。
葉が枯れる頃は花瓶のクロトンの根が白く伸び始めている。
時々線香を立てて、どぅちゅいむにー(独り言)をしゃべっている。
ボクのアル中も宜しくと、トートーメーに正しく甘えているのです。



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